大切な友人の結婚式。
ゲストとして招待されるだけでなく、
友人代表としてスピーチをして欲しいとお願いされるのは
とっても嬉しくて誇らしい事だと思います♪.*
…とは言え、すごく緊張もしてしまいますよね。。
“みんなの前で新郎新婦に恥をかかせるわけにはいかない”
“そして出来れば感動の涙を流してもらいたい!”
代表として自分を指名してくれた大切な友人のために、
ここはひと肌脱いでみませんか?
今回はスピーチで「感動させるコツ」から「基本のマナー」まで、
友人挨拶について解説します☆彡
感動させるスピーチのポイント&文例
呼び方はいつも通り
新郎新婦の呼び方はいつも通りが良いでしょう。
名字+さん付けなどの呼び方では一気によそよそしく他人行儀になってしまい、
聞いている方も他人事のように感じて感情移入しにくくなってしまいます。
▽例
「△△さんのことは普段○○と呼んでいるので、
いつも通りそう呼ばせてください。」
思い出話で和やかな雰囲気に
あなたと新郎新婦のとっておきの思い出を伝えましょう。
印象強い思い出を盛り込むと、新郎新婦が「そんなこともあったね」と
昔を思い出して懐かしく感じます。
特に他の出席者の方々が、
「新郎新婦はこの人と楽しく過ごしたんだな」と
微笑ましくなるような内容だと、
会場に暖かい空気が流れてとても良いですね。
ただし、あまり内輪受けすぎる内容はゲストのためにも避けたほうがベター。
▽例
「○○と出会ったのは高校1年生の時でした。
その夏に初めて二人で行った旅行ではこんなことがあったね。」
あなたにとってどんな存在か
新郎新婦が今までに出会ったたくさんの人たちの中から
友人スピーチにあなただけを選んだということは、
あなたは新郎新婦にとってかけがえのない存在ということです。
あなたにとっても新郎新婦が大切な存在である
ということを出来るだけ具体的に伝えましょう。
▽例
「辛い時にいつでも話を聞いてくれた」
「時には叱ってくれて、自分のことを本当に心配してくれた」
結婚を聞いた時の心境
自分の言葉で正直な心境を語る事で、より心のこもった感動的なものに。
少しオーバー気味な方がより気持ちが伝わりやすいでしょう。
喜びだけでなく寂しいなどの複雑な感情を入れるのも良いですが、
締めは必ず祝福と喜びの表現で結びましょう。
▽例
「結婚すると聞いた時は自分のことのように嬉しかった」
「嬉しいのと寂しいのと複雑な心境だけど…それでもやっぱり嬉しい」
なによりも喜びを伝えましょう
スピーチで一番大事なことはあなたの喜びを伝えることです。
大事な友人が幸せになることがどれほど嬉しいか、
心から末永く幸せでいてほしいと願っているという
気持ちを込めてスピーチしましょう。
新郎新婦との思い出話などは喜びの伏線であり、
重要なのは喜びの気持ちを言葉にすることです。
普段なかなか友人に面と向かって大事な存在だと言う機会もないですから、
この機会にありったけの思いを言葉にしましょう。
▽例
「本当に大切な友人の○○だからこそ、心からおめでとうと言いたい。」
「私の大好きな○○が末永く幸せでいて欲しいと心から思っている。」
話しかけるように心を込めて
最初の挨拶や自己紹介は
会場全体を見渡しながら話すと堂々とした印象になり、
スピーチの内容に安心して耳を傾けることができます。
挨拶以外の部分は新郎新婦に向けて話し、
手紙を読む場合は手紙ばかりを目で追わず
新郎新婦に話しかけるように心を込めて読みましょう。
不器用でも一生懸命な姿は微笑ましい
心に残るスピーチとは、うまい言葉をペラペラと
話せばいいというものではありません。
話をすることが苦手な人が、一生懸命スピーチをしている姿が、
感動や微笑を招くこともあります。
話がうまくできなくて、途中で言葉に詰まってしまったとしても、
それはそれで『頑張って!!』と応援したくなるものです。
スピーチの基本構成&作法
“どんな言葉で、何を伝えたいのか”が大まかに決まったら、
上で紹介しているポイントを踏まえてスピーチ文を考えてみましょう。
文章を考える時には、基本の構成を元に組み立てていくと
流れが出来てスムーズにまとまります。
また、文章が決まったら何度か口に出して練習し、
当日のスピーチ時の作法も頭に入れておきましょう。
基本の構成例
- 1.冒頭のあいさつ:祝辞でおきまりの定型句を一言述べる
- 2.自己紹介:自分の立場と新郎・新婦との関係を説明する
- 3.話の展開:人柄 エピソード 仕事の業績 格言の引用など
- 4.はなむけの言葉:二人の幸せな新家庭を応援し 励ます
- 5.結びの言葉:定型句に一言添えて スピーチをしめくくる
作法
- 1.司会者に名前を呼ばれたら、着席したまま軽く一礼
- 2.その場で起立して出席者全員に対して一礼
- 3.マイクの置かれている場所まで進む
- 4.マイクの前に立って→新郎新婦に→会場全体にそれぞれ一礼
- 5.スピーチの冒頭は、新郎新婦に向けての祝福の言葉+一例、
- ご両親に向けての一言+一礼で始める
- 6.新郎新婦やご両親が席で起立している場合は
- 「どうぞご着席ください」と一言
- 7.スピーチ終了後、会場全体と新郎新婦に一礼
- 8.自分の席に戻り、着席前に同じテーブルの方に対して一礼
知っておきたい!スピーチのマナー
結婚式でマナー違反はご法度!
基本マナーを守ってスピーチ文を考えましょう。
スピーチ時間は短めに
スピーチ時間の目安は4分、長くても5分までが妥当でしょう。
文字数だと1200~1400字くらいです。
5分以上のスピーチはゲストが飽きてしまう可能性が高いので、
簡潔かつわかりやすい話にしましょう。
自己紹介・プロフィールは控えめに
あくまでも主役は新郎新婦なので、
スピーチ冒頭の自身の自己紹介は
自分が思っている以上に簡潔に、控えめに程度が◎。
また、新郎新婦のプロフィールの紹介も
披露宴の中で司会者からの紹介や映像が上映される事が多いので
特にスピーチにいれる必要はないでしょう。
結婚式には禁句がいっぱい
別れや不幸、不吉、死を連想させる忌み言葉、
同じ事を繰り返す=再婚を連想させる重ね言葉を
スピーチ中に使用するのは避けましょう。
例えば
切れる・終わる・離れる・割れる・破れる・壊れる
去る・捨てる・病む・流れる・消える・冷える
かさねがさね・くれぐれも・ふたたび・ほどける・・・
などなど、かなりたくさんの言葉が該当します。
出来る限り同じ意味合いを保ちながら
言葉を言い換えて構成しましょう。
忌み言葉・重ね言葉以外にも、放送禁止用語や下ネタはNG、
そして政治や宗教がらみの内容は慎重に。
また、身内の病気の話や、会社、過去の恋愛、暴露話など
プライベートな話は知らない人もいるので謹んで。
心に響くスピーチで祝福しよう♡
新郎新婦のひととなりは友人をみればわかる、とも言われています。
友人の晴れの場だからといって
嬉しくてはしゃぎすぎるのことのないよう、
結婚式というフォーマルな場をわきまえた内容を心掛けて
感動のスピーチを成功させましょう(*^_^*)♪