一生に一度の結婚式。
その場に主賓として呼ばれる立場なのは
新郎上司または新婦上司です。
主賓として呼ばれてしまったら、
もう主賓挨拶からは逃げられません(>_<)
普段の仕事とは違うプレッシャーの中で
祝辞の挨拶をしなくてはいけないのです!
そして上司としては、
かっこいい祝辞の挨拶をビシッと決めて
「流石!」と思われたいもの。
そこで今回は
- 主賓挨拶の内容や流れの作り方
- 上司から部下へのスピーチ例文
- 気になる点や注意点まとめ
を調べてみました。
この記事を参考にすれば、
上司としてもっと尊敬されるくらい
しっかりした挨拶ができるハズです(*^^*)
挨拶を考えるのは大変ですが、
一緒にがんばっていきましょう!
結婚式での主賓挨拶はどんな内容や流れで作る?
会社の会議やプレゼンテーションでは
流暢に話しを進めてはいるものの、
不慣れな結婚式での挨拶では
失態のおそれもあります…(>_<)
そんなプレッシャーをはねのけて、
「流石は我が上司だ!」と、
挨拶を頼んだ新郎新婦も自慢に思ってくれる挨拶
を組み立てていきたいですよね。
でも、私も経験があるのですが、
主賓挨拶は基本的に
披露宴の乾杯前か乾杯直後の
比較的早い段階で行われます。
参列の皆さんは、
主賓挨拶をじっと聞き続ける訳ですので、
延々と硬い話ばかりでは飽きてしまいます。
また、
例えば「夫婦とは…」や「3つの袋が…」など、
何か為になる事を言わなくては、
と無理に準備してきた話は、
どこかでも聞いた話です。
聞いているゲストも、
なんだかつまらなく感じてしまいます。
これからの時代は、
これまで常識と言われていた主賓挨拶を止めて、
新しい挨拶を試みてみましょう!
「とはいえ何を話せばよいのやら…」
という方は、構成から考えてみましょう。
主賓挨拶は基本的に、
新郎新婦のいずれかの上司。
つまり新郎新婦の仕事ぶりを
良く知っているはずです。
また直属の部下では無いにしても、
ほかの社員や部下からの評判など
事前に情報を集める事は出来るはずです。
そして使う情報は2つ。
- 仕事で失敗したエピソード
- 素晴らしいと思えるエピソード
です。
最初は祝辞と経歴の紹介から
最初は祝辞と自分の経歴の紹介から
スタートします。
ここはさらっと、
簡単に済ませるのがポイントです。
長々として自分語りはNGです(*^^*)
中盤はエピソードでネタや笑いもまじえて
中盤は新郎新婦のエピソードを
面白おかしく紹介しましょう。
ちょっとした失敗談や
会社での人柄などを披露して、
場を和ませると◎。
コツは”一度、落としてから拾い上げる”。
ダメな部分をユーモア交じりに話した後に、
でもこんな一面が素晴らしい
と言う感じです♪
結びははなむけや名言で心に残る感動を
結びは人生の先輩として、
名言やお祝いの言葉を述べてあげましょう。
これから夫婦として歩んでいく2人に
自分なりにアドバイスしてあげるつもりで、
なにか言葉をかけてあげてください。
上司から部下へのスピーチ!祝辞例文を紹介
ではさっそく、
- 最初は祝辞と経歴の紹介
- 中盤はエピソード
- 結びははなむけや名言
の順番でひとつ挨拶の例を考えみます!
《例文》
(最初は謝辞と経歴)
「ご両家の皆様、
ならびに新郎新婦のお二人、
本日は誠におめでとうございます。
私は今ご紹介にあずかりました、
新郎(新婦)の会社で一緒に働いております
○○と申します。」
(中盤はエピソード)
「さて、新郎○○君とは、
3年前に私が転勤してきてから、
私の右腕として働いてもらっていますが…
実は彼は、少し抜けているところがあり…。
数年前に大切な書類を全て
シュレッダーにかけてしまった、
という大失態をしているのです。
○○君覚えてる?(笑顔)
そんな時に、
今日来てくれている彼の同僚の皆が、
自分たちの仕事を後回しにして
彼と一緒に徹夜して書類を作りなおし、
会議に間に合わせたのです。
一時はどうなる事かと心配しましたが、
何よりその一件で私が思ったことは…
仲間が直ぐに助けに動く。
つまり彼の人望の厚さです。
普段から仲間を思い、
皆を盛り上げるリーダー的な存在で、
まぁ…確かに
少し抜けているところもありますが、
それを彼の個性として皆が認めてくれている。
この、仲間からの人望の厚さ。
これはまさに
ご両親の教育の賜物だと思います。
今では、
彼に大きなプロジェクトのリーダーを
任せられるようになり、
私の右腕として
無くてはならない存在です。
とてもよく頑張ってもらっています。」
(結びははなむけや名言)
「今日初めて
新婦の○○さんにお会いしましたが、
優しそうな○○さんなら、
きっと○○君を支えてくれると感じました。
仕事仲間を大切にする○○君なら、
もちろん奥様や家族も大切にできる。
仕事と家庭の双方を大切にし、
必ず幸せな家庭を築いてくれると信じています。
これから大変なときもあると思いますが、
2人ならきっと大丈夫。
困った時には、仲間がついています。
もちろん私にも頼ってもらえると
嬉しいですし張りきっちゃいますよ!
簡単ではございますが、
私からのお祝いの言葉と
代えさせていただきます。
ご両家の皆様、また○○君、○○さん、
本日は誠におめでとうございます。」
どうでしょうか?
このくらいなら、
硬すぎなくていいと思います(*^^*)
披露宴での主賓挨拶!気になる点や注意点まとめ
主賓は挨拶の3つの流れのほかにも、
気を付けるなくてはいけないことが
いろいろあります!
まずはやっぱりご祝儀の金額。
上司な上に主賓ですからね、
同僚と同じ金額というわけにはいきません。
主賓のご祝儀は、
5万円以上が相場といわれています。
ご祝儀について詳しくは
⇒結婚式のご祝儀金額!部下や恩師など相手別で総まとめ!【完全保存版】
をご覧ください☆
また、服装やネクタイの色にも
人一倍注意しましょう。
なんてったって主賓ですからね!
みんなが注目しています( *´艸`)
こちらの記事でしっかりと確認して、
披露宴に臨んでください。
⇒結婚式のネクタイの色!マナーを友人・親族・会社など立場別に【完全版】
⇒結婚式のスーツは喪服と同じでOK?礼服・略礼服の違いとは?
ベストな長さは何分?時間と文字数は?
主賓の挨拶は、
長すぎても短すぎてもNGです。
3~5分程度がベスト。
これ以上長いと
ゲストの集中力がもちません(>_<)
でもこんな風な面白い挨拶なら、
10分くらいでもOKです!
笑いもとれも場も和む、
すばらしい挨拶ですよね!
メモや原稿のカンペを読むのはNG?暗記するべき?
暗記してスラスラ話すのが理想ですが、
メモやカンペを使ってもかまいません。
むしろ当日は緊張して
頭が真っ白になると思うので、
なにかしらの心の支えは用意しておきましょう。
慌てふためく上司より
備えあれば憂いなしの上司です!
言ってはいけない禁句はあるの?
結婚式はおめでたい場ですから、
主賓の挨拶でも忌み言葉は禁句です。
- 割れる
- 壊れる
- 別れる
などの破滅系の言葉は
使わないように注意しましょう!
マナー本の忌み言葉のページを
確認しておくと安心です。
着席を促す言葉やタイミングは?
主賓の挨拶がはじまるまで
一般的に新郎新婦は立ちっぱなしで
司会の挨拶などを聞いていることが多いです。
主賓の挨拶で着席を促してあげましょう。
自分の経歴を話終えたあたりで、
「どうぞご両人はご着席ください」
「どうぞおかけください」
などと新郎新婦に声をかけてあげましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
主賓の挨拶で大切なのは、
- 自分語りは手短に
- 下げて上げて笑いをとる
- 自分の部下のことだけでなく
相手の方のことも話す - 長くても10分におさめる
ことです。
良い面と悪い面は、
必ず悪い面から先に話してくださいね。
悪い面が文章の後にくると
イメージが悪いまま終わってしまいます。
また結婚式には相応しくない禁句
「割れる・壊れる・別れる」などは
使わないように注意しましょう!
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